観葉植物の活力剤とは?液肥との違いや使い方、おすすめ商品まで徹底解説

植物育成

観葉植物を育成する際によく見聞きする「液肥」「活力剤」。
一体何が違うのか?肥料だからどれでも同じなんじゃ?
私も育成を始めた頃はこんな感じでした。
今回は、活力剤とは何か、液肥との違いや使い分けのコツ、
タイプ別の特徴やおすすめ商品まで、観葉植物を健やかに保つための情報をまとめました。

活力剤と液肥の違い

ざっくりと簡潔に言うと、液肥は我々人間でいうところの「ご飯」、
活力剤は「サプリメント」みたいな感じです。

液肥は窒素・リン酸・カリなどの三大栄養素が含まれ、
継続的に与えることで植物の成長を促進しますが、
活力剤は微量元素やアミノ酸、ビタミン類などが中心で、植物の代謝を活性化し植物のストレス軽減や免疫力向上、根の活性化などを促進します。

活力剤の主なタイプ

活力剤にはいくつかのタイプがあり、用途や使用タイミングによって選ぶことが重要です。

アミノ酸系活力剤

園芸店などで最も手に入りやすく種類も豊富で非常に使いやすいタイプです
植物の代謝を促進し、ストレス耐性を高める効果があります。
また、植替え後の根の回復や光合成をより効率よくさせる効果があります。

フルボ酸・フミン酸系活力剤

土の質を改善したい場合に適したタイプです。
土壌改良効果が高く、根の栄養吸収を促進します。
微生物の活動を活発化させ、土壌環境を整える働きがあります。

植物ホルモン系活力剤

発根促進や開花促進などの特定の生理作用を狙ったタイプです。
使用量や時期を間違えると逆効果になる可能性があるので、注意が必要です。

活力剤の効果とは?

活力剤の最大の効果は、植物の生理機能を活性化させることです。
以下のような効果が期待できます。

・根の発根促進
・葉の色艶の改善
・病害虫や乾燥などへのストレス耐性向上
・植え替え後の根付きや剪定後の回復促進
・生育不良時の立て直し

植物のコンディションを整えることで、
成長を活性化を促してくれるのが活力剤の大きな役目です。

どんな時に使うのが効果的?

活力剤の使用タイミングを見極めることで、その効果を最大限に発揮できます。

植え替え後や剪定後

根を切ったり、葉を落としたりしたあとには植物がストレスを感じています。
この回復を助けるために植え替え直後から2週間程度は活力剤の使用が効果的です。
新しい環境に早く慣れさせ、根の再生を助けます。

成長期の始まり

冬から春先にかけて植物が活発に活動を始める時期など、
生育を促すために使用したりします。
また元気がなくなったり、葉の色が悪くなってきたときなど、
原因不明でも試してみる価値があります。

様々なストレスを受けているとき

植物がストレスを受けると、
葉色が黄色くなったり見た目でも分かるように元気がなくなります。
置く場所を変えたり、育成環境がガラッと変わる際にも効果を発揮します。
免疫力向上やストレスの軽減に期待できます。

メリットとデメリット

いいこと尽くしのように感じますがそうではありません。
活力剤だけでは植物もうまく育ってはくれません。
使用前にメリット・デメリットを知っておくと安心です。

メリット

・即効性があり回復が早い
・根や葉の調子を整える補助効果が高い
・日頃のケアにも使える

デメリット

・使いすぎると根腐れの原因になることも
・効果が分かりづらいことがある
・長期的な成長には栄養(液肥)が必要

そもそもの育成環境が悪いと
いくら効果的なタイミングで使っても意味をなしません

逆に植物に負担をかけてしまう可能性もありますので、
活力剤はサポーターということをお忘れなく。

活力剤と液肥の併用について

「ご飯」と「サプリメント」なので結論、併用した方がいいと思います。
私自身の液肥、活力剤を与える頻度ですが、
基本的に「水のみ→液肥→活力剤」のようにルーティーンで与えています。
(時期や植物の状態であげるのを見送るときもあります)
薄めに希釈したとはいえ同時に与えると根への負担は大きいので、
時間や日をずらして使用しましょう。
たとえば、週に1回液肥を与え、別の日に活力剤を使用すると
、植物に過度な負担をかけずに管理できます。

また、「液肥入り活力剤」と記載されている商品もあります。これらは栄養と活力成分がバランスよく配合されており、初心者にも扱いやすいです。

観葉植物におすすめの活力剤3選

1. ハイポネックス リキダス

ミネラルやフルボ酸を含んだ人気の活力剤。根の成長促進やストレス軽減に効果的です。植え替え時の使用にも適しており、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
リキダスの詳細はこちら

2. メネデール

鉄を中心に構成されており、特に発根促進効果が高く、播種や挿し木の際にも重宝します。
メネデールの詳細はこちら

3. HB-101

天然植物抽出エキス配合で、環境にも優しいタイプ。少量で効果があり、コスパも高いと評価されています。葉面散布にも対応し、葉のツヤ出しにも活躍。
HB-101の詳細はこちら

活力剤使用時の注意点

・用量を守る(原液を薄めずに使うのはNG)
・効果を焦らず継続使用する
・直射日光の下で使用しない
・葉水と土への水やりでは希釈倍率が違うので注意

過剰な期待をせず、継続的にケアすることが何より大切です。
また、弱っている植物には少量から始めて様子を見るようにしましょう。

まとめ

活力剤は、観葉植物の健康を内側からサポートしてくれる心強いアイテムです。
成長の促進やストレスの予防など様々なタイミングで植物を助けてくれます。
タイプや効果を理解し、適切に使いこなすことで、
植物との暮らしがより充実したものになるはずです。
ぜひお気に入りの活力剤を見つけて、日々のケアに取り入れてみてください。

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