観葉植物の成長を支える!オリジナル用土のこだわりブレンド紹介

植物育成

観葉植物を元気に育てるには「土選び」が何より大切です。
今回は、私が実際に使用しているオリジナルブレンド用土を詳しくご紹介します。
水はけを重視した構成にしており、
特に根の健康や根腐れ予防にこだわりました。
自分の環境や育てたい植物に合わせて用土を調整したい方の参考になれば幸いです。

なぜ「水はけ重視」の土づくりをするのか

観葉植物を育てる上で最も多い失敗が「根腐れ」です。
これは過湿状態が続くことで酸素不足となり、
根が呼吸できずに腐ってしまうことが原因
です。
そのため私は、最初から排水性を高めた土を使い、
余分な水が鉢内に残らないようにしています。

「根の健康が全てを決める」と、私自身は考えています。
植物の根は呼吸をしており、適度な空気と水分が必要です。
水はけの良い土は根の周りに適度な空間を作り、酸素供給を促進します。
健康な根があってこそ、美しい葉や成長が期待できるのです。

使用している基本用土の構成

私のオリジナルブレンド用土は、
以下の素材をバランス良く混ぜて使用しています。
それぞれの特徴と目的を簡単に説明します。

鹿沼土(小粒~中粒)

酸性寄りの性質を持ち、水はけと通気性に優れた用土です。
根張りをよくし、腐りにくいのでサボテンや多肉植物にもよく使われます。
軽さも魅力で、鉢の軽量化にも貢献します。

赤玉土(小粒〜中粒)

観葉植物用土の基本とも言える赤玉土。
保水性と排水性のバランスが良く、他の用土との相性も抜群です。
粒の大きさを調整することで理想的な環境を作れます。

ブレンドのベースになることが多く、私は全体の40%ほど使用しています。

軽石・日向土(小粒)

排水性に特化した素材で、鉢底に入れるだけでなく、
用土全体に混ぜ込むことで空気層を作ります。
根の呼吸を助け、蒸れを防止します。
特に多湿が苦手な植物には効果的です。


使用する鉢にもよりますが、
スリット鉢の場合は排水性、通気性に優れた鉢なので鉢底石は必要ありません。
スリットが入っていない鉢を使用する場合は、
鉢底に多めに配置して排水性を高める必要があります。

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ゼオライト

土壌改良材として知られるゼオライトは、
有害物質の吸着や根腐れ防止に効果があります。
水質浄化にも効果的で、清潔な土壌環境を維持します。
観葉植物にも安心して使用できる素材です。
また、多孔質のため保肥性にも優れ、緩やかに養分を放出する特性もあり、
根の周りの環境を安定させてくれます。

配合量は少なめですが、その効果は絶大で、
特に長期間植え替えできない場合には重宝します。
根腐れ防止で水耕栽培(ハイドロカルチャー)で育成する際にもおすすめです。

竹炭

天然の抗菌作用があり、土壌内のカビや病原菌の繁殖を抑えます。
また、根の張りを促進し、pHを安定させる効果もあります。
細かく砕いた竹炭を混ぜることで、根の周りを清潔に保ち、
健康な成長を促進します。

見た目にも黒いアクセントが加わり、用土全体が引き締まった印象になります。
個人的にはくん炭だと水やりの際に若干量流れ出てしまうことがあるので、
粒状のものが好きで使用しています。

肥料は「マグァンプK中粒」を混ぜ込む

肥料は基本的に元肥として「マグァンプK中粒」を使用しています。
これは緩効性の肥料で、植え付け時に土に混ぜ込んでおくだけで
数ヶ月間効果が持続します。

肥料焼けの心配も少なく、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
使用する粒の大きさには個人差があると思いますが、
根の周りにまんべんなく均一にまいておきたいので中粒タイプを使っています。

ブレンド配合の目安と使い方

以下が私の基本的なブレンド比率です。
使用する鉢の大きさによって粒の大きさは変えたり、
植物の種類によって若干調整することもありますが、
水はけ重視の構成は共通です。

  • 赤玉土(中粒) 40%
  • 鹿沼土(中粒) 20%
  • 軽石(小粒) 30%
  • ゼオライト 5%
  • 竹炭 5%(入れない時はゼオライトを10%に変更)
  • マグァンプK中粒:土全体の1〜2%ほどを目安に混ぜ込みます。

しっかり混ぜたら、あとは鉢に植え込むだけ。
根の張りもよく、植え替え後の立ち上がりも早く感じます。
また粒の大きさを統一すると水はけや通気性の安定により
根の成長促進につながります
が、粒が細かすぎると詰まってしまい
逆に水はけが悪くなることがあります。

使用している鉢は「根っこつよし」

私が愛用している鉢は「根っこつよし」というスリット入りの通気鉢です。
通常の鉢と比べて側面と底面にスリットがあり、
通気性と排水性が格段に高く根腐れのリスクを大幅に減らしてくれます。

良い用土を使っても、鉢が適切でなければ効果は半減してしまいます。
根っこつよしは、水はけ重視の私の用土との相性が抜群で、
セットで使うことで観葉植物の健康を最大限に引き出せます。

見た目もシンプルでどんなインテリアにも馴染み、
機能性と美観を両立した優秀な鉢です。
サイズ展開も豊富で、様々な観葉植物に対応できます。

まとめ:植物のために、自分の環境に合った土を作ろう

市販の観葉植物用土でも育てられますが、
自分でブレンドすることでより安定した育成環境が整います。
水やり頻度や置き場所(風通し、日当たり)、
植物の種類によって最適な土の配合は変わります。

今回紹介した用土はすべて実際に使って効果を感じたものばかり。
初心者の方でも失敗しにくい組み合わせなので、
ぜひ一度試してみてください。
土を変えるだけで、植物の健康状態が驚くほど改善することもありますよ。
では、またのテーマでお会いしましょう!

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